概念から自由になること〜250万円の美容師〜

マインド

今日は、ある男性の美容師の方からのご相談の実例から、人の声と自分の声を分けることの重要性について、そして概念から自由になることについてお話しします。

「美容師って低賃金で休みもないし、結婚しない方がいい職業ランキング上位って言われていて・・・。」と、とある男性の美容師の方の相談です。

ここでは、2つの問いをプレゼント。

1. 「それはあなたに対して言われたことですか?それとも他人の独り言ですか?」

その「美容師」はあなたを指すのかどうかをよくよく考えてみましょう。私も以前、「女性」という単語が自分を指すと思って、女性という言葉に非常に過敏でした。いや、今でも反応はしますね。(笑)ただそういう声は無くならないものです。例えば、女性の私に対して、「女性は感情的でやっぱりダメだよね〜」と言ってくる男性は今でもいますし、「北原さんは男性より男性だね。(苦笑)」、「そういうのは一般的には女性がやると嫌われるからやめた方がいいよ。」とか、それはそれは色々な声があります。正直、性別が文章に出てきているだけで、真意は性別に関係ないのがわかりますか。

人間は自分に不都合だと、外部に原因を作りたがるものなのです。逆の立場だと、私もあなたも同じことをやっている時があるでしょう。例えば、「アメリカ人は〜・・・」とか、「若者は〜・・・・」とか。自分とは異なると思っている異質な存在のことをとやかく言いたくなるのです。(この異質だと感じている存在への言語表現の反対が、自分を無意識にどう定義しているかのヒントにもなっていることがあります。)

さて、その他人の独り言を自分ゴトとして受け取るかどうかの選択の権利はあながが持っています。あなたが何者であるかを決めるのはあなた自身です。これは、「美容師なのに美容師だと名乗らない」、「女性であるのに女性を捨てる」という意味ではありません。そうした「美容師」や「女性」という概念についた他人や社会のイメージを生きるのではなく、「あなた」という概念を超越した「存在」を生きなさいということです。

自分が何者であるかを定義するとはそういうことです。あなたが美容師だとしたら、どんな美容師なのかはあなたが決められます。こうした概念と自分という存在を行き来できることは、大きなことを人生で成し遂げたいと思っている人には必須のスキルです。ぜひ、日常的に使ってみてください。

さて、概念を超越して「存在」として生きることが感覚として腑に落ちない人のために、一つ例を出しましょう。私が、仕事やプライベートでご一緒する方々です。ここではわかりやすく「事業オーナー」という肩書きで描写される男性の方Aさんにしましょう。

このAさん、色々な概念で人から扱われます。例えば、自宅に帰ると「お父さん」であり、職場に行くと「社長」、また患者さんからは「先生」と呼ばれ、海外に行くと「日本人」、奥様と一緒の時は「旦那さん」、蕎麦屋では「お客さん」になります。Aさんは、場所や人間関係の中で色々な「ラベル」や「レッテル」を貼られています。これは良し悪しではなく、人は生きている限り、そのように人の「概念」の中に生きることがよくあるということです。ただ、これでは、その瞬間瞬間に相手に合わせて期待された役割を生きるだけで終わってしまいます。だから、あなたの人生は、あなたが何者としてどのように生きるのかを決めることが重要です。自分という存在を生きることができるのは、あなただけなのです。

人があなたに貼っているラベルは無くなる事はありません。大切なのはあなたという存在をあなたがどう定義するのかです。

 

2. 「稼いでいて、休みがたくさんあって、結婚してよかったと思われている美容師」は本当にいませんか?

稼いでいる美容師さんを実際に調べてみました!

KEN MODESTOUさん、 $23,000(約250万円)

この方はロンドンのThe Dorchester hotelにいる方で、実際には彼の施術代はそんなに高くないのだとか。ただ、ブルネイの君主は、彼がお気に入りで、わざわざブルネイからロンドンまで、シンガポール航空のファーストクラスでヘアカットに向かうので、この金額。これはちょっと極端ですが、お金の概念を少し柔軟にしていただく為にあえて出しました。「価値」とはあってないようなもの。お金を払う側が価値を感じているのであれば、Deal(取引成立)なのです。

他にも施術代が10〜15万円を超える人たちがランクインしていますが、皆、セレブ相手のヘアスタイリストたちです。ここで「だってセレブ相手だからね!」と思考が止まったのなら残念。セレブ相手に本気でやってみたいと思うのであれば、研究するでしょうね。彼らがどうしてセレブを担当できるようになったのか。技術や人脈を習得するためのあらゆる手段を。こうしたセレブ相手のヘアスタイリストたちも、キャリアをスタートさせてすぐに高額な施術代で始めた訳わけではないのです。自分にも同様のチャンスがあるのだと思うことができるのであれば、「ない」と思っている人と、この時点で実現の可能性の差が大きく開いています。

先日アメリカのロサンゼルスに行った時、案内してくれた男性が通うヘアスタイリストさんは、パリス・ヒルトンを担当している人でした。その男性は、地元で会社をやっている人ですが、ファッションに詳しいわけでも美容に関心があるわけでもなく、普通の人です。逆にその男性がどうやってそのヘアスタイリストに出会ったのかを聞くと、紹介されたらたまたまそうだったとのことです。「いくらでやってもらっているの?」と聞いたら、数十ドル(数千円)でした。価格とは何なのか、よくよく考えてみると、世界が違って見えてくるかもしれません。

世界で最も高いヘアスタイリスト Top 10 (画像をクリック)https://www.therichest.com/most-expensive/10-most-expensive-haircuts-in-the-world/

 

さて、今回は美容師の方のご相談を例に「人と自分の声を分けること」、「概念から自由になること」についてお話ししました。

ご感想があれば、ぜひお送りくださいね。また、このようなご相談をいただければ、ブログなどでもできる限り、お答えしていきたいと思います。

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